| アイルランド人は古くから今日に至るまで長い間、自らの音楽をこよなく愛してきました。アイリッシュ・ハープは数あるなかでも特徴的な楽器で、最も古くから演奏され、現在ではアイルランド国家の紋章としてパスポート、コイン、切手、そしてギネスビールのラベルにも描かれています。かつてマンスター地方の王位に就いた「ブライアン・ボルーのハープ」として知られる14世紀に製造の最古のアイリッシュ・ハープは、現在はダブリンのトリニティー・カレッジ内図書館に展示されています。アイルランドが誇る大作曲家でハープ奏者のターロック・オキャロランをたたえる音楽祭は毎年10月初旬。
またアイルランドならではの楽しみは、各地のパブで夜ごと行なわれる伝統音楽とダンスのセッション。躍動感に溢れる即興の音楽や歌に合わせて、観客はステップを踏み、手拍子を打ち盛り上がる。アイリッシュ・ミュージックは通常フィドル(バイオリン)やティンホイッスル、またギターに似たブズーキーやアコーディオン、バゥロンという太鼓などの多くの民族楽器で奏でられます。近年ではアイリッシュ音楽のルーツをたどりU2、コアーズ、エンヤ、チーフタンズ等の多くのミュージシャンたちによって、世界に知られるようになりました。

アイリッシュ・ダンスは音楽との融合から生まれる表現力豊かなステップが見所。アイリッシュ・ダンスの始まりは人々が村の十字路や台所でステップを踏みながらペア同士が交差して踊るもので、やがて足を高く上げたり、ジャンプなどの派手な動作や高度なステップが加わった競技ダンスへと傾倒し、モダンスタイルへと一変しました。近年では、ショーアップされ世界的な成功をおさめた「リバーダンス」の来日で、日本でも広く知られるようになりました。


夏のアイルランドでは全国各地で伝統音楽とダンスのサマースクールが開催され、楽器や様々なスタイルのダンスレクチャーを受講することができます。特に毎年7月第1週目に西部クレア県のミルタウン・マルベーで開催されるウィリー・クランシー・サマー・スクールは有名で世界中からアイルランド音楽愛好家が集うことで有名です。楽器の演奏ができなくても期間中は街のいたるところでセッション・コンサートやイベントが目白押し、お祭り気分を堪能できます。
www.festivals.ireland.ie
アイルランド伝統音楽ダンス振興団体 CCE/Comhaltas Ceolroiri Eireann
32 Belgrave Square, Monkstown,County Dublin
Tel:+ 353-1-280-0295
Fax:+ 353-1-280-3759
www.comhaltas.com
日本支部:
www.geocities.co.jp/Hollywood/2916/index_j.html
『グロール』 アイリッシュ・ミュージック・センター
アイリッシュ・ミュージックがさかんなクレア県の県都エニスに『グロール』アイリッシュ・ミュージック・センターがオープン。有名ミュージシャンはもちろん、これまではパブでしか聞くことのできなかった地元の優れた演奏家たちの本場ならではのパフォーマンスを楽しむことができます。
www.glor.ie
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